過去と現在がシンクロする時


人々は遥か昔から、コミュニケーションとして言葉を使っていました。

それは自分の意志を相手に伝える為です。

言葉は長い年月の間に様々な形に変わり、そして現在に至ります。

特に日本では、その長い年月の間で言葉はより複雑になり、自分の意志を正確に相手に伝えれるほどになりました。



そして、言葉が進化すると共に文字も進化していきました。

その中で人間は数多くの書物などを残しています。

そのような文学遺産は古典文学と呼ばれ、身近では「古文」として知られています。



現在私達が使っている言葉や文字。

これらの意味や形状、そして使い方などは、昔のものとは大きく違っています。

やはり時代、時間というのは大きなもので、昔使っていたものが現在では理解し難くなっています。

しかし現在使っている言葉や文字は、元を辿れば昔のものから出来ているのですから、意味や使い方な似通っている物もあるでしょう。







過去と現在。

廃れつつある過去、進化し続ける現在。

この性質の異なる両者が出会った時、上手く組み合わさった時、一体何が起こるか。

上手くシンクロした時、何が起こるか・・・・・・。





















現在と過去がシンクロする時・・・・・・・、





















誠に残念ながら笑いが生まれてしまいます(ぇ





さて、この笑いについてですが、まずは例として枕草子を挙げてみましょう。

枕草子は殆どの方が知っているかと思います。平安時代にあの女流作家「清少納言」によって書かれた随筆です。




枕草子というと、

春はあけぼの。夏はことおうしゅう。秋ははくほう。冬はことみつき。

という出だし・・・・、スイマセン。間違えました。



春はあけぼの。やうやう白くなり行く、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

こういう出だしでしたね。なんだよ、夏は琴欧州、秋は白鵬って。





この枕草子の最初の辺りは、「春はあけぼの」から始まり季節についてなんか言っちゃって言ってますよね。



そこの一部で、

夏は夜。

月のころはさらなり。

やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。

また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。


という所があります。



他に、

まいて雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。

という所もあります。



この2つの部分の共通点。それはをかしでしょう(ぇ



ここです。ここなんですよ、奥さん!



この「をかし」こそ、この世の全てを司るもの日常会話で多用出来る優れものなんですよ(ぇ





ちなみに「をかし」とは、「風情があって良い」という意味です。

そしてこの「をかし」の前に「いと」を付けると、これがまたなかなか良いんですよ(ぇ

「いと」とは「たいそう。非情に。」という意味があります。

つまり合体すると、「いとをかし」となり、意味は「非情に風情があって良い」という感じになります。



現に私はこの「をかし」を日常で多用してます。しちゃってます。主に授業中だけど。

というわけで、私がどういう感じで使っているか例をいくつか挙げてみましょう。















教員「―――それで、ここの化学式がこうなって、ああなります。」



草「ほぉー、よく分からんけどなるほどー。これもまたいとをかし。」



失笑するクラスメート。







皆さん、使う時はタイミングを見計らうようにしましょうね(ぉ



さて、次にこの部分。

昼になりて、ぬるくゆるびもて行けば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。



「をかし」と似ている部分を見つけましょう。

・・・・そうですね。わろしですね。





ハッキリ言って、「わろし」は最強です(ぇ

その破壊力は「をかし」を軽く凌ぐ程です(何かもうよく分からん





この「わろし」は、「劣っている。よくない。感心しない。」という意味で、意味さえ知っていれば現代でも充分通用します。

これも「をかし」と同様で、前に「いと」を付けると良い感じになります。

さて、これも私がどういう風に使っているか例を挙げましょう。















ここは休憩時間中の教室。沢山の学生で盛り上がっています。

辺りを見回すとノートパソコンでアニメを観ている奴が居ます。



そこで私はこう言いました。





草「なんだアイツ。フン、いとわろし!



私を筆頭に彼に罵声を浴びせまくるクラスメート。







というように、こういう状況で使ったりするのがベストだと思いますよ(ぉぉ

上手く現代語訳すると「フン、笑止!!」みたいな感じと私は思いますね。なんかラオウ思い出しました(ぇ

「わろし」は皆さんが使えば確実に流行ります。私はそんな予感がします。マジです。

だって「わろし」ですよ、「わろし」

それに大昔の言葉が、現代の若者の間で復活するなんて素晴らしいではないですか!!



現代の若者の間で流行れば、街中はこういう風になると思います。











「え?マジかよぉ~!お前マジわろしだし!!」

「マジ?!マジそれ?!ウッソー、マジかよぉー!いとわろしぃぃ!」

「おい、テメェ。最近少しわろしな感じになってんじゃねぇよ。」





さらに「をかし」を交えると・・・・。







「それマジいとをかし!!え?いやそれはわろしだろぉぉ!」









絶対こうなるっ!!!

だから皆さん、流行らせましょう。まず「をかし」「わろし」を!!!





というわけで、現在と過去がシンクロしたらこうなるのです。

過去を忘れずに現代を生きていきたいもんですな。











最後に私でも使い辛いという難しいものをお教えしましょう。

それは「竹取物語」にあります。これも有名ですね。

その難しいと思われる部分というのは、あの竹取の翁が光る竹をぶった切った場面にあります。



三寸ばかりなる人、いとうつくしうていたり。



意味は「三寸ほどの人が、とても可愛らしく座っていた。」です。

使う部分は勿論「いとうつくしうていたり」ですが、使う際は少し注意しなければならない事があります。



それは・・・、意味を考えてはダメです(ぇ

もう意味とか無視です。シカトです。



「あー・・・・。いとうつくしうていたり・・・・。」



この意味不明な感じが笑いを生み出すんですよ。



竹取物語を知っている人でなければ効果が無く、初めての人には「何言ってんだ」という事になるので、まさに諸刃の剣ですね(ぇ

初めての人に伝わらないってのは、「をかし」も「わろし」も全部共通ですけどね。







なんか長々と熱く語ってしまいましたね。

凄く下らない事なのに(ぉぉ



というわけで、皆さんも試しに使ってみてください。失笑されますから(マテ

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